Ashes and Snow ノマディック美術館 写真家グレゴリー・コルベール |
芸術なんて呼ばれるものは、私には全くわからない。 それでも、度々美術館に足を運ぶ。 それは、私にとっては芸術に浸ろう、感じよう、触れよう。なんて事は微塵も考えず。ただ単に『芸術の知識』を得るための手段に過ぎない。 この世に生を受けて以来、芸術とは無縁だ。 「芸」が付くものすら私の人生には存在しない。 ![]() ![]() そんな私が最近、グレゴリー・コルベールという自然写真家の展覧会に足を運んだ。 彼は世界中を回りながら、自然の世界の写真を撮り続けている。 その世界は、私たちの生活するこの世界とは間違いなく別の世界である。 ノマディック美術館とは永久に世界中を移動し続ける『Ashes and Snow』を展示する為だけに作られた美術館である。 『Ashes and Snow』と呼ばれるプロジェクトは現在も進行し続けていて、あのROLEX(ロレックス)がサポートしている。 このプロジェクトの協力者はたいそうな顔ぶれで、『SAYURI』のスカリア氏、MOMAなどの坂茂氏、他にも上げだしたらキリがない。 簡単な予備知識として、紹介しました。これ以上の詳しい解説は必要ないでしょう。 知りたい方は、公式サイト、若しくはどこぞの評論家気取りの人が書いたブログでも検索してみてください。 ダーウィンの進化論によれば、人間は動物から進化してきた。
その動物から進化したはず人間が回帰して、動物と心を通わせ一体となる。 こんな事を私は考えていた。 それは、退化なのか。帰郷なのか。本能なのか。 この作品展には作品一つ一つの解説がない。 とてもいい事だ。 有名なアーティストの作品には必ずと言っていいほど、解説が付いて回る。 どこの評論家が書いたのかわからないが、まったく不必要だ。むしろ無い方がいい。 芸術を鑑賞するのに解説が必要なのか? そんなものは学問であって、知識として学びたい人が勉強すればいいことだ。 例え、その作品の作者自身が書いた解説であっても、存在理由は皆無だ。 100人いれば100通りの感じ方があるはずだ。 見る人が感じたままに感じるべきであって、教科書のように「こういう風に感じ取りなさい」なんて指導するべきではない。 芸術の「げ」の字も知らない私がこんな事を考えるのも滑稽な話ですね。 スポンサーサイト
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